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2010/01/07

猫の主要な胃腸疾患

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1、慢性胃炎

1週間以上、間欠的に嘔吐します。胃粘膜が炎症を起こし、粘膜下織に炎症が及ぶこともあります。

症状

胆汁色の吐物、未消化の食物、血液などを吐きます。食欲不振に陥る猫もいます。嘔吐と吐出を鑑別します。

診断

超音波で、胃壁の肥厚や胃内の異物が見られることがあります。診断は、消化器専門の獣医科で、胃の生検で行ないます。

治療

消化のよい食物を与えます。プレドニゾロン、プロナミド錠、H2受容体拮抗剤などを投与します。

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2、胃食道逆流

胃液、腸液が食道腔内に逆流します。胃酸などが食道腔内に逆流すると、粘膜、粘膜下組織、筋層などに様々な程度の炎症を起こします。その結果、食道炎を起こし、食道狭窄になることがあります。麻酔をかけた際に胃液が逆流することがあるので獣医師は頭部の方を高めに保ちます。飼い主は、不妊手術を受けさせる際、12時間の絶食を守ってください。水は飲ませてもよい。但し、水も禁じる獣医師もいます。

症状

猫は吐出し、よだれを出し、嚥下痛があります。食欲不振、体重減少などが起こります。

診断

画像診断では診断しにくい。内視鏡による生検が必要なので、消化器専門の獣医科で診察を受けさせてください。

治療

消化のよい食物を少量づつ与える。スクラルファート、プロナミド錠、H2ブロッカーなどを投与する。

検索! メルクマニュアル医学百科 胃食道逆流症

3、胃腸炎

ア、好酸球性胃腸炎

胃や小腸に好酸球浸潤の炎症があります。

症状

間欠性の嘔吐、下痢、食欲不振、体重減少があります。血便になることもある。長期の治療が必要です。

診断

生検と組織所見で診断を下す。内視鏡によるか、試験的開腹が必要なので消化器専門の獣医科で診察を受けさせる。超音波所見:胃や腸壁に肥厚が見られる。

治療

食事療法、プレドニゾロン、アザチオプリンなど。

経過観察

血液の好酸球数を追跡する。

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イ、リンパ球形質細胞性胃腸炎

胃腸の粘膜固有層に浸潤します。

症状

間欠的な嘔吐、慢性の下痢。

診断

確定診断は生検なので消化器専門の獣医科で診察を受けさせる。

治療

D/D、I/D、Z/Dなど、高消化性の処方食を与えます。多くのメーカーの処方食があります。プレドニゾロン、アザチオプリンなどを投与する。獣医師の指導に従うとよい。

検索! 猫の胃腸炎にサン・オーシャンのマンテンケフィール

検索! 猫の突発性炎症性腸疾患(IBD)のページ

4、胃、小腸、大腸の運動障害

胃、小腸、大腸の動きが悪くなると、食後、胃が空になる時間が6時間以上になります。原因は、低カリウム血症、尿毒症、甲状腺機能低下、肝性脳症、ストレス、薬物の副作用、解剖学的な問題、自律神経障害などがあります。

症状

血液検査。X線検査:食物バリウム造影検査。超音波検査:噴門、幽門、小腸の運動性を調べます。消化器専門の獣医科で内視鏡検査を受けさせる。

治療

プロナミド、低容量エリスロマイシン、その他。

検索! Washington State University Pet Health Topics Digestive System of the cat

5、イレウス

可逆的な腸閉塞で、様々な障害の合併症(低カリウム血症、パルボウイルス感染症、急性膵炎、ショックなど、多数の障害がある。)として、胃、腸管の蠕動運動が欠如し、その結果、イレウスを起こします。

症状

食欲不振、嘔吐、胃内、腸内ガスによる軽度の腹部膨満、悪心、不機嫌など。

診断

聴診:腸管グル音の数分間の欠如を検査します。血液検査:白血球数を調べます。(パルボウイルス感染症ではパルボチェックを行なう。)低カリウム血症、高窒素血症、高アミラーゼ血症などを検査します。X線検査。超音波検査:無力性イレウスと機械的腸閉塞を鑑別します。膵炎を調べる。消化器専門の獣医科で内視鏡検査などを受けさせる。

治療

電解質の補液、プロナミド。プリンペランは注意して投与する。試験的開腹、その他。

検索! 腸閉塞イレウスについて 戸塚共立第1病院 副院長 中西 誠

6、急性嘔吐

7日間未満で、様々な頻度で嘔吐します。原因は多数あります。

症状

食物、胃液、胆汁、血液などを嘔吐します。食欲不振、元気消失、下痢、メレナ、脱水、腹部の疼痛、その他の症状を呈します。

診断

血液検査:肝酵素、尿素窒素、アミラーゼ、血糖、白血球、その他の検査。X線検査。超音波検査:胃、消化管、膵臓などを検査します。

治療

絶食、電解質の補給、プロナミド、コントミン、プリンペラン(注意深く使用)、タガメット、スクラルファートなど。

検索! いつでもごろニャ 猫の病気 嘔吐

7、慢性嘔吐

7日間以上続き、様々な頻度で嘔吐します。食道疾患、感染性疾患、炎症性疾患、閉塞性疾患、腸管運動障害、腫瘍性疾患、代謝性疾患、神経性疾患、その他、多くの原因があります。

症状

食物、胃液、胆汁、血液などを嘔吐します。食欲不振、土やセメントなどを舐める、元気消失、メレナ、多渇、体重減少、腹部膨満、その他、多尿、黄疸などの症状を呈します。

診断

血液検査:貧血、白血球数、好酸球数などを検査します。生化学検査:電解質、蛋白、肝酵素、血糖、血中尿素、クレアチニン、アミラーゼなどの検査。X線検査。超音波検査:肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓、消化管、甲状腺などを検査する。試験的開腹。

治療

生理食塩水、ラクテックG、プロナミド、コントミン、タガメット、スクラルファート、アモキシシリン、フラジールなど。

検索! 鈴木動物病院 嘔吐が止まらない (ネコの慢性胃腸炎)

 

8、急性腹症

腹腔臓器の腫大、炎症、牽引、虚血、閉塞などによって急な痛みを生じる緊急疾患です。消化器系、肝胆管系、膵臓、脾臓、腹壁、横隔膜、尿路系に分類されます。

症状

食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛、元気消失、沈うつ、震え、動きたがらない、鳴く、祈りの姿勢、腹部腫瘤、腹水、頻脈、頻呼吸など。

診断

触診:腹部をやさしく触診する。血液検査:白血球、血中尿素窒素、電解質、アミラーゼ、肝酵素などを検査する。尿検査。X線検査。超音波検査:腹部の腫瘤、膿瘍、囊胞、結石、リンパ節、腹水などを調べます。腹腔穿刺。試験的開腹。

治療

絶食、ラクテックG、生理食塩水、プロナミド、プリンペラン(消化管閉塞には使用しない)、抗生物質、タガメット、スクラルファート、コントミン、外科手術など。

検索! 急性腹症のCT演習問題 下腹部痛シリーズ 中部徳州会病院

9、巨大結腸

慢性便秘、便秘による閉塞のために直腸、結腸の直径が異常に大きくなり、結腸無力症になります。突発性巨大結腸、後天性巨大結腸があります。

症状

便秘、硬く乾燥した糞便、しぶり、食欲不振、脱水、沈うつ、体重減少など。

診断

触診:直腸の触診で硬い糞便を確認します。X線検査。超音波検査:腸管閉塞性の腫瘤と糞便を鑑別します。

治療

注射器にぬるま湯の石鹸水を20ml~40ml入れ、カテーテルの先端を肛門内に入れて石鹸水を直腸に1日数回入れる。すると、糞便の外壁から順に軟らかくなるので、直腸を優しくマッサージして糞便を優しく砕く。それを2~3日続ければ糞便が骨盤を通過する。それでもだめなら、鎮静剤を注射し、糞便を砕いてから肛門から取り出す。食餌療法、牛乳、便軟化剤、緩下剤投与(ラキサベロン)、50%グリセリン浣腸などで治療します。あるいは、消化器専門の獣医科で外科手術を受けさせる。

検索! 犬猫病気百科 猫がひどい便秘になる 監修/川又犬猫病院 院長 川又哲

10、巨大食道

吐出の最も多い原因は巨大食道です。先天性巨大食道、後天性巨大食道があります。

症状

先天性巨大食道の徴候は離乳期からの吐出です。猫が成長するにつれて、食物、水分を吐出します。発育不良、悪疫質、体重減少、よだれ、運動失調、吐き気、嚥下困難、沈うつ、初咳、肺炎、鼻汁などの症状を呈します。

診断

触診:頚部食道の触診で胸部入口に食道の腫れや痛みを感じる。聴診:食道内の音が聞こえる。X線検査:食道造影。胸部外科専門の獣医科で、内視鏡、筋電図検査を受けさせる。食道内異物、腫瘍、血管輪異常の検査があります。

治療

直立位で食餌を与える。給仕後、10分間、直立位を保ちます。プロナミド、スクラルファートなど。胸部外科専門の獣医科で外科手術。とても難しい手術です。

検索! 今日から俺は! 巨大食道関連記事

11、下痢(急性)

突然、異常な頻度の水様便があります。感染性の下痢、腸管炎症性の下痢、浸透圧性の下痢、分泌性の下痢などに分類されます。

症状

液性の便、頻回の下痢、血液、粘液が混じった下痢などがあります。脱水、元気消失、虚弱、沈うつ、嘔吐などの症状を呈することもあります。子猫はキャンピロクター感染症で下痢をしやすい。

診断

糞便検査:パルボチェック、腸内寄生虫、異常な腸内細菌の検査。血液検査:電解質、蛋白、肝機能、膵機能、腎機能を調べる。腹部造影検査。超音波検査。

治療

電解質の補給、抗生物質投与、下痢止め剤、駆虫薬、消化器サポート」など。

猫の胃腸炎にサン・オーシャンのマンテンケフィール

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12、下痢(慢性)

3週間以上、頻回の排便、下痢便、粘液便、血便などがあります。

①、小腸性の慢性下痢:原発性、食物性、代謝性疾患で慢性下痢を起こします。1回の排便量は増加します。排便回数も増加します。脱水、鼓腸、腹水、嘔吐などの症状を呈する猫もいます。吸収不良、消化不良、蛋白喪失性腸症などが下痢の原因であることもあります。

②、大腸性の慢性下痢:原発性、食物性で慢性下痢を起こします。1回の排便量は少ない。排便回数が1日4回以上。血便、粘膜便をする猫もいます。排便困難、鼓腸を呈する猫もいます。猫は触診しやすいので腹部の触診が大切です。

診断

糞便検査:細菌検査。その他の糞便検査。血液検査:好酸球数、リンパ球数を調べます。低蛋白血症の検査。肝胆管、膵臓、腎臓、甲状腺機能検査など。腹部X線検査:造影X線検査など。超音波検査:腸壁の厚み、炎症性腸疾患、腫瘤、特にリンパ腫、異物、イレウス、腸重積、肝胆管系、腎臓、腸間膜リンパ節、腹水などを精査する。消化器専門の獣医科で、内視鏡検査、腸生検を受けさせる。

治療

電解質の補給、対症療法、抗生物質、フラジール、駆虫剤のドロンタールプラス、マンテンケフィール、消化器専門の獣医科での外科手術など。

猫の胃腸炎にサン・オーシャンのマンテンケフィール

検索! 猫の特発性炎症性腸疾患(IBD)のページ 猫の便の見分け方 猫のIBD

13、鼓腸

胃、腸に大量のガスが形成されて腹部が膨張します。原因は、嚥下された空気、腸内の細菌発酵、非吸収性のオリゴ糖(豆類)、腐敗した食物、乳製品、高脂肪食、香辛料、胃の異常、腸の異常などです。

症状

放屁、腹部の不快感、腹部の膨張、下痢、嘔吐、体重減少など。

診断

腹部の触診。腹部の聴診。腸蠕動音がなければ腸閉塞を疑う。糞便検査:ジアルジア、キャンピロバクター、サルモネラなどを検査します。X線検査。超音波検査:消化管の腫瘤、腸壁の肥厚、腸管の動きを調べます。消化器専門の獣医科で、内視鏡検査、生検を受けさせる。

治療

消化のよい、低脂肪食、鶏肉を与える。膵酵素、エビオス、薬用炭、抗生物質などを投与する。乳製品は与えない。

検索! 猫のごはん

14、消化管内寄生虫(回虫、鉤虫、条虫)

①、回虫症

猫回虫Toxocara catiの寄生によって回虫症になります。成虫の長さは10cmほどです。回虫の感染経路は、経口感染、経初乳感染です。経初乳感染した子猫は衰弱し、腹痛を起こします。しかし、回虫卵は生後1ヶ月しなければ検出されません。症状:鼓腸、腹痛、食欲不振、発咳、腸閉塞の症状など。診断:糞便虫卵検査で回虫卵を検出します。治療:電解質の補液、駆虫、ドロンタールプラス、セラメクチン。

②、鈎虫(十二指腸虫症)

猫鈎虫Ancylostoma tubaehormeが腸内に寄生します。感染経路は、初乳感染、経口感染、経皮感染です。症状:重症では粘膜蒼白、黒色タール便。通常感染は、下痢、便秘、食欲不振、乾咳、元気消失など。診断:糞便虫卵検査。治療:ドロンタールプラス、セラメクチンなど。

③、条虫

瓜実条虫Dipiridium camiumはノミ媒介性の条虫です。症状:肛門部を痒がります。便の表面に片節が見られることがあります。診断:片節内に六鉤幼虫が含まれています。治療:ノミ駆除、ドロンシット錠、ドロンシットプラス錠。

検索! 猫と犬の消化管内寄生蠕虫駆除剤 関口 昇 ほか

15、コクシジウム症

Isospola ferisなどによる腸管感染症です。Toxoplasma gonndiiは公衆衛生上の問題となります。

症状

水様下痢便、粘液便、血便など。虚弱な子猫は他の病気を併発しやすい。

診断

糞便検査:オーシストを検出する。

治療

電解質の補液、スルファジメトキシン、スルファモノメトキシン、トリブリッセンなど。10日以上の治療が必要です。

検索! コクシジウム症 すくすく!アニコム!

16、ジアルジア感染症

原虫のジアルジアGiardia canisによる腸管感染症です。ジアルジアのシストが経口感染して小腸粘膜に接着します。ジアルジアは、目が2個あるウチワのような形をして、糞便の中を泳いでいます。

症状

急性、間歇、慢性の下痢便、軟便、元気消失、衰弱など。

診断

糞便検査:新鮮便では、目が2個あるウチワのような形のジアルジアが便の中を泳いでいます。

治療

ドロンタールプラス、フラジール(5日間投薬)など。稀に、フラジールは重大な副作用が出ます。

検索! Kiraku ジアルジア症

17、消化管(胃、小腸)閉塞

消化管閉塞は、部位により、咽頭、食道、胃、小腸、大腸、直腸閉塞と呼びます。その中で、胃、小腸の閉塞は頻度が高い疾患です。

症状

胃の閉塞:嘔吐、脱水(低クロール性代謝性アルカロージス)、元気消失、体重減少、閉塞部位の組織障害など。

小腸の閉塞:嘔吐、食欲不振、閉塞部より上部の消化管に消化物や液体が貯留します。脱水(低カリウム血症)、祈りの姿勢、腹部の疼痛、低血量性ショック、元気消失、吸引性肺炎、流涎、体重減少などの症状を呈します。

診断

血液検査。腹部X線検査。腹部超音波検査:異物、閉塞、腸重積を検査します。猫は、ヒモ状の異物を食べることがあるので、口を開けて舌下も調べます。消化器専門の獣医科で内視鏡検査を受けさせる。

治療

電解質の補正、プロナミド、スクラルファート、絶食、消化器専門の獣医科で外科手術を受けさせる。

検索! 獣医さん泣かせのひも状異物とは とりい動物クリニック

18、食道内異物

食物、異物が食道内を通過できずに食道管腔内を閉塞します。粘膜は炎症を起こし、浮腫、虚血性壊死、穿孔などを起こします。

症状

吐き気、喉のつまり、喉の不快感、嚥下困難、食欲不振、流涎など。

診断

胸部X線検査。消化器専門の獣医科で内視鏡検査を受けさせる。

治療

電解質、スクラルファート、タガメット、プロナミド、外科手術は消化器の専門獣医科で受けさせる。治療後、食道狭窄になる猫もいます。

検索! 猫と共に生活 猫の病気 猫の食道内異物

19、膵炎

膵臓の炎症です。消化酵素によって膵臓の自己消化を起こします。急性の炎症は急性膵炎です。中高齢、肥満気味の猫が罹患しやすい。持続的な炎症で慢性膵炎が起こります。ほぼ、不可逆的な膵臓の形態変化を起こします。

症状

発熱や低体温、食欲不振、嘔吐、元気消失、沈うつ、脱水、腹部疼痛、黄疸など。

診断

血液検査:左方移動を伴う白血球増加、アミラーゼなどの増加、肝酵素活性の増加など。腹部X線検査。超音波検査:不均一なエコー源性、腫瘤、腹水、肝外胆管の閉塞を検査します。

治療

ラクテック点滴、プロナミド、タガメット、コントミン、プリンペラン、抗生物質など。

検索! 猫の膵炎 ベッツグループ

20、腸重積

腸重積は、部分的、あるいは、完全な消化管通過障害を起こします。血液循環量減少性ショック、脱水、多臓器不全などを起こし、外科手術を早期に行なわないと死亡する疾患です。十二指腸より上部は上位腸重積(胃食道重積など。)、十二指腸より下部は下位腸重積です。最も多いのは結腸部腸重積です。

症状

頻回嘔吐、間歇的な嘔吐、吐出、吐血、呼吸困難、虚脱、腹部疼痛、しぶり、粘血性の下痢、体重減少など。

診断

X線検査。超音波検査:二重になった管状の腸管を検出する。

治療

電解質の補液、消化器専門の獣医科で外科手術を受けさせる。

検索! メルクマニュアル家庭版 腸重積症

21、排便困難、血便

排便に苦痛が伴います。血便になる猫もいます。直腸、結腸、肛門、腸管外の疾患で起こります。

症状

排便時に痛がる。全く排便できないこともある。硬い糞便、下痢、血便など。

診断

直腸検査:便の硬さ、肛門、直腸、腫瘤、会陰ヘルニアの触診など。X線検査。超音波検査:腹部の腫瘤を調べます。

治療

抗生物質、ラクツロース、ラキサベロン、石鹸水浣腸、グリセリン浣腸、プレドニゾロンなど。消化器専門の獣医科で外科手術が必要なことがある。

検索! 平成クリニック 大腸内視鏡検査

22、肥満症

体脂肪が過剰な猫を肥満猫と言う。20~40%の過体重は太り気味です。50%の過体重は肥満症です。

症状

心血管系の疾患、糖尿病などの代謝性疾患、関節疾患、運動器の疾患、骨疾患、皮膚病、肝胆管系の疾患を起こします。

診断

妊娠や臓器の腫大などを除外する。X線検査。超音波検査。

治療

減量サポートなど。

検索! Doctor's Advice PEPPY   猫の肥満対策について

23、便秘

硬く大きな便のために排便困難になったり、排便が不可能になったりします。

症状

硬く乾燥した便、少量の便、排便困難、排便が不可能、粘液便、血便、水様便、嘔吐、食欲不振、不安など。

診断

直腸検査:腫瘤、狭窄、異物などを検査します。X線検査。超音波検査:便の量、管腔外の腫瘤、巨大結腸症などを検査します。

治療

電解質の補液、石鹸水、ラクテックGなどで、数日、糞便を柔らかくして、大便を揉み解す。ラキサベロン、グリセリン浣腸、ラクツロース、全身麻酔下で大腸内の糞便を除去します。

検索! 動物は家族の一員という方のための病院

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